本格輸入住宅の設計、施工、栃木県宇都宮市の輸入住宅 株式会社バリーズホーム


代表取締役社長 五月女達也が、若き頃に感じた想い。
今もその想いがバリーズホームを動かしています。

今から30年以上前、私はオーストラリアのゴールドコーストの近くの新興住宅地にある、あるお宅にホームステイしました。時はバブル経済の絶頂期、日本は急成長をとげ、世界第二の経済大国になり世界中のモノを買いあさり、まさに金持ちの国ニッポンでした。当時のオーストラリアのGDPは多分、日本のどこかの”県”と同じぐらいだったと思います。そんなことから行く前は、やっぱり日本よりのんびりした”遅れた国”なんだろうなぁ、という予想でした。
しかし行ってみてびっくり!日本人よりはるかに収入の少ないはずの彼らの家は・・・車2台分の大きなビルトインガレージに車内からの操作で開く自動シャッター、家に入ると巨大なリビングルームに巨大なソファーが鎮座し、キッチンは無垢の面材を使い美しい家具のよう、コンロは電気、そしてディッシュウォッシャー、生ゴミをシンクの排水口から排水と一緒に砕いて流ししてしまうディスポーザー、白人はほとんどシャワーだけであまり風呂には入らない、と言いながらそこにあるのは5人は入れそうなジェットバス付きのジャグジー、そして何より驚いたのは外は灼熱の日射が降り注いでいるのに、家の中にはエアコンがない。しかも平屋で勾配天井なのになぜか家の中はとても涼しい。日本の家だったらいくらエアコンを回しても屋根から天井に伝わる熱気がムンムン降ってくるでしょう。(後で分かったのですが、性能がとても良い断熱材を使っていたそうです。)何なんだこれは!なんで経済大国の金持ち日本よりこんなに進んでいるんだ!!いや、まてよ、もしかして日本が遅れているのか・・・?そうです、日本が遅れていたのです。
当時の日本の一般的な家庭はというと、冬の朝は寒さで息が白くなり、窓ガラスは結露でビショビショ、すきま風もあり石油ストーブなしでは冬は過ごせない。夏は昼も夜もエアコンなしではいられない。部屋のスパン(部屋の短辺方向の長さ)は最大で二間(畳2枚分)がほとんど、つまり広くて8畳か10畳、それ以上のスパンはほとんどやらないので日本人の広い部屋の発想もその程度しかない。(欧米のリビングルームの広さはその2~3倍以上です。)従来軸組の家は地震にも弱く、電車やトラックが通るとよくレコードの針が飛んだものです。あれから30年以上が経ち、日本の住宅はどれほど進んだのでしょう。ディッシュウォッシャーやウォシュレットなどの設備はだいぶ普及しましたが、基本的な家の性能はあまり変わっていないのではないでしょうか?
また、このホストファミリーは私にとても良くしてくれました。ある時は午後3時頃に、お父さんが私の出先に車で迎えに来てくれたりしました。ありがたいと思いましたが、日本のサラリーマンだったら午後3時に私用で仕事をそうそう抜けられないでしょう。どうも働き方が日本人に比べてのんびりしているのです。世界一勤勉な日本人が快適な家に住めず、のんびりした彼らが家でもまた快適に暮らしている。・・理不尽さを痛感した瞬間でした。
私はこのホームステイを機に欧米の住宅に興味を持ち、アメリカ、スウェーデン等、ほかの国の住宅も研究しました。そして日本と欧米との差がより広がっていくのを実感しました。
私は世界一勤勉な日本人こど家に帰ったらゆったりと快適に過ごせる、性能の高い、美しい、広い、家にすむべきだと思います。
そんな想いを込めて、ホストファミリー”バリージョンズ氏”より”バリーズホーム”と名付け、この会社を立ち上げました。
どうか一人でも多くの方が私共の作った家で快適で優雅な生活を送り、明日の活力源を蓄え、また家族全員の笑顔が増えることを望んでやみません。

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