東京暮らしから一転、大好きな那須に建てた理想の家
東京都 K様邸
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K様ご夫妻が当社へお越しになった時、ご夫妻の理想の家は、奥様の頭の中にすでに出来上がっていました。しかし、それらを伺ってみると、現実に形にするには、とても難しい超えなくてはならないハードルがいくつもある事に気付きました。実際、当社に来る前に、いくつかの会社へ行き、やはり、無理だと言われたそうです。
一番の問題は、IFLDKのレイアウトでした。
そこで、私はTJIという超ロングスパンが可能になるエンジニアリングウッドを使う事でクリアしました。
なんと、1FLDKの壁間のスパンを3間半とばしたのです。普通の木造住宅の常識は2間ですので、ほとんど倍です。結果、LDKは写真でもわかるくらいの大空間になりました。
家のデザインというのは、色や形だけでなく「間」「スペース」が大事です。キッチンキャビネットとダイニングテーブルとの距離、2つのソファーをおいても、きつそうに見えない絶妙な距離感、何もない遊びのスペース、これらを出来上がる前に1/100の図面上で想像してデザインします。
お客様であるご夫妻は言いました。「図面では広そうだけど、でも、出来上がって実際に家具を置いたらきっと狭くなるんだろうなぁと思ってました。でも、実際置いてみても全然せまくないんです。」
そうです。せまくないんです。私は初めからそれを狙ってデザインしてますから。はっきり言ってこのようなプランは常識的な日本人建築家では考えつきません。そういう意味では、私は非常識かもしれません。
具体的デザインとしては、1F天井高は2.7mと高く、そして真っ白いウェインスコットと呼ばれる腰壁を作りました。ドアやクラウンなどもすべて白。そして、テーマカラーはグレーです。奥様のご希望で、この家はほとんど白とグレーしか使っていません。だから、統一感があります。シャンデリアはメダリオンをつけ、キッチンカウンターにもブランケットをつけて、優雅さを演出。
トイレや脱衣所のビルトイン家具も統一された優雅なデザインにしました。
キッチンキャビネットは、カナダ製メリットキッチン。ひとつひとつのキャビネットをすべて選んで組んだオリジナルキッチンです。キャビネットドアも、つまみも、換気扇も、すべて自分の好みのものをチョイスして組んだものです。ですから、お客様も色々と気苦労が多かった様ですが、それだけ、出来上がった物には人一倍の愛着があるようです。
外観デザインは家廻り、ドア廻りにいつくものトリムを重ねてつける事により、より優雅な雰囲気を作り出す事ができました。
ひとつの窓に最大8個のトリムを使っています。
外構、庭にもこだわりがいっぱいです。真っ白い電灯付き門柱。塀は家に合わせてヴィクトリアン風に。そして、門柱の先にはお城にある様な噴水。噴水とリビングをつなげる広いダイルデッキ。
「こんなシチュエーションでお茶を飲むのが夢だった。」と旦那様はおっしゃっておりました。
近所の人々は「出来上がるのが楽しみでした。すごい家ですね。」と、宅配便のお兄さんは「まるでお城のようですね。」と褒めてくれるそうです。
こんな風に施主様に喜んでいただいているのを見るのは私供にとって何よりの喜びです。